読書メモ
ここ最近読んだ本のメモ。
窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
生命の誕生は確かに神秘的だけど、でも生命を作る過程がどうにもこうにも神秘的でないわけで。
世の中に氾濫する育児関連の書籍は、そこをないがしろにしているような気がして、ずーっとモヤモヤしていた。
この小説は育児関係でも何でもないけど、読み終えた後、あの悶々とした気持ちがすっきりした。
生=性なんだよなあ。
柚木麻子「嘆きの美女」
爽快痛快!
アメリカの馬鹿だけど泣けるコメディー映画を観ているみたい!
デブでニートで美女ブログを荒らすのが生きがいの主人公(女)。
そんな彼女が荒らし先の管理人美女とひょんなことから同居することになり、
少しずつ自立していく・・・というストーリー。
文中で出てくるジャンクフードの美味しそうなことよ!
仲のいい女友達と感想を語り合いたい小説。
漫画では緑川ゆき「夏目友人帖」がとっても良かった。
丁寧に丁寧に描かれた絵とストーリー。
妖怪と主人公、周りの人物の心のやりとりに胸うたれる。
読んでいて思わず泣いた。
やんちゃ坊主ミキオが夜寝付いた後、本を読むのが私の生きがい。
ミキオも本読みの子になるのかな。
図書館に勤務していた時に出来た子なので、
勝手に本好きになる気がしている。